熾火の有効性と火消し壷の有用性。速攻で炭火の理想系である熾き火にする方法。
焚き火が好きです。昨晩もヨメや子どもが寝たら後にパジャマ姿でごぞごぞと火を熾し始めました。
結果、風邪気味であります。
12月初旬の寒い中でも火を見ていたら酒は飲みたくなります。でも純粋に焚き火を楽しみたいので、肉や魚は焼かず。乾き物がつまみになる。
焚き火で暖かいとしてもキンキンに冷えたビールを深夜に寝巻姿で飲んでたら寒いですね。やっぱ風邪だ。のどが痛い。これは煙も影響あるのかな。
発展途上国など、たき火を主に生活する国では喉や目に健康被害が出ている。
喉に張り付いて咳を引き起こす。目の損傷、
心臓や呼吸器の疾患、肺がんを引き起こすともいわれている。
とナショナルジオグラフィックが書いている。
焚き火を愛し愛される男としては、あんまり考えたくない話であるが、パジャマで風邪を引く事例と一緒に考えなくてはいけない世界的な問題である。
さておき、私の焚き火スタイルはどっちかと言えば熾き火至上主義。いきなり熾火を楽しみたいんです。薪をくべて火を大きくすることも好きだけど、熱を帯び赤く燃える薪や炭の上に小さな枝を乗っけたり、うちわで仰いだりするスタイル。
炭火料理をするには熾火が理想的といわれている。つまりみなさん熾火を求めているのだ。しかし初期燃焼から熾火にするのは少し作業が必要。
火が熾きるメカニズム
1 水分が表面から蒸発してゆきます(断面から沸騰した水分が溢れてくる)
↓
2 タールを含んだ蒸気が発生し可燃性ガスとなります。
↓
3 さらに温度が上がると発生した可燃性ガスが発火し燃え上がります。
↓
4 可燃性ガスが燃え尽きる頃に炭自体が熱を持ち赤く内部が燃える。
これが熾火の状態。
いくつもの工程を経てたどり着く楽園。
料理業界では理想とされる炭火の状態
ここからが本題 。では
どうやっていきなり熾火にするか?
私は消し炭を使います。
片付けの際に水を掛けずに火消し壷に入れます。
そうすることによって、あまった炭ごみもでませんし、
焚き火台や周辺も水浸しにならないし楽チンです。
そのうえに出来る副産物が火のつきが良いとされる消し炭です。
なぜ火がつきがよいか?
それは上記の火が熾きるメカニズムで書いたように
1度火が熾きている炭なので、内部の水分が完全に
飛んでいるのです。つまり1と2の工程をすっ飛ばして
火が熾きる!に近いことが起きているのです。
なのでかなり火消し壷はとっても有用です。
しかもコスパがいいのはキャプテンスタッグでした。
熾き火の有効性についてがあまり書けませんでしたので
次回にしようと思います。
風邪が治ったころに。
ではまた。